住宅性能・工法

ネオマフォーム画像

What about NeomaFOAM

断熱をきちんと考えるから
「ネオマフォーム」

断熱材はこれからずっと暮らしていく家の大切な構成要素。
高性能で安心できる断熱材を選ぶことが大切です。

ネオマフォーム基本性能のひみつ

高断熱性

ネオマフォームは、
トップクラスの断熱性能。
薄くても高いレベルの断熱性を
発揮します。

長期断熱性能

長期にわたって
高い断熱性能を維持する
ネオマフォーム。
旭化成独自の技術の成果です。

耐燃焼性能

素材は強く燃えにくい
フェノール樹脂。
火に当たっても炭化し、
燃焼時の発生ガスが少ないです。

環境性能

ノンフロン発泡。
リサイクルに取り組んでいます。

フェノール樹脂とは

「フェノール樹脂」とは、熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて人工的に合成されたプラスチック。多くのプラスチックが、 熱を受けると溶けるのに対して、フェノール樹脂は熱に強く、熱で硬化する特徴があります。そのため、1900年代初頭から、高い耐熱性・ 難燃性が求められる箇所に幅広く用いられています。身近なところでは、フライパンの取っ手、自動車の部材等に用いられています。

トップクラスの断熱性能

数値が小さいほど、断熱性能が高いことを表す熱伝導率。
ネオマフォームはトップクラスの0.020W/(m・K)で、他の断熱材と比較しても、圧倒的な断熱性能を誇ります。

グラフ性能

高断熱性

ネオマフォームの熱伝導率は、
数ある断熱材の中でも トップクラスのλ=0.020W/(m・K)
他の断熱材に比べて、同じ厚さでも高い断熱性能を発揮します。

プラスチック系断熱材の基本構造

プラスチック系断熱材の基本構造

プラスチック系断熱材は、樹脂を発泡させることで樹脂の中に気泡を構成しています。その中でも高性能な製品は、
断熱性の高いガスで発泡し、そのガスを気泡の中に閉じ込めることで、高い性能を実現しています。


ネオマフォームの基本構造1

ネオマフォームの基本構造2

ネオマフォームの基本構造3

ネオマフォームの基本構造 ~秘密は小さな気泡です

ネオマフォームの高い断熱性の秘密は、髪の毛の太さほど(100ミクロン未満)の微細な気泡構造。その気泡の小ささは、他素材の断熱材と比較しても際立っています。発泡ガスは、断熱性が高く、環境にも配慮した炭化水素。素材はフェノールという熱に強い樹脂でできています。


伝熱要素画像1

伝熱要素画像2

気泡が小さいから熱が伝わりにくい

断熱材は、気泡が小さいほど、輻射熱(赤外線)が跳ね返される回数が増えて、輻射による熱移動が少なくなり、熱が伝わりにくくなります。また、気泡が小さいと、対流もほとんど起きず、さらに熱が伝わりにくくなります。

熱の伝わる仕組み〜伝熱の3要素

熱には3つの伝わり方があります。
「断熱」とは、この3つの熱の伝わりを抑えることです。

物質の中を熱が伝わること。例えば熱いやかんを触って熱いと感じるのが伝導です。

熱を蓄えた気体や液体が、移動することで熱を他の物質に伝えること。例えば、お風呂のお湯の上の方が温かくなってしまう現象が対流によるものです。

熱が電磁波の形で物体から物体へと直接伝えられる現象。例えば、たき火にあたって温かいのは、たき火の熱エネルギーが直に人体に届くからです。

長期断熱性能

家は一度建てたら何十年も暮らしていくもの。
だから、長く使っても性能が落ちにくい断熱材を選ぶことが大切です。
ネオマフォームは長期性能もしっかりと試験。長く安心して使って頂ける断熱材です。

25年間の平均熱伝導率 0.020W/(m・K)※

※ネオマフォーム50mm製品

住宅・建物の高断熱化、長寿命化を促す社会背景にこたえるべく、
ネオマフォームは、長期性能試験を実施。

熱伝導率の測定結果

各条件における測定結果と逆解析結果の状況

経年変化期間における平均熱伝導率の推定結果


ネオマフォーム

気泡が細かく、穴や割れも少ない。発泡ガスが逃げにくく、空気の流入がほとんどないため、長期性能が維持できる。

従来のフェノールフォーム

気泡が大きく、さらに穴や割れが発生。発泡ガスが逃げ、空気が流入するので、長期性能が維持できない。

秘密はガスバリア性の高さ

ネオマフォームの気泡は小さいだけでなく、極めて穴の小さい膜による気泡が、1つ1つ独立して構成されています。(独立気泡率 94~95%)さらに、素材のフェノール樹脂による膜は、中に閉じ込められた発泡ガスが抜けにくく、同時に外からの空気の侵入も少ないので、 長期間断熱性能を維持できます。

「穴や割れが少ない独立気泡の実現」が、長期性能の維持に寄与

旭化成の「合成」と「発泡」技術による 高い断熱性と長期性能の秘密

長期性能の秘密

発泡と硬化のタイミングを合わせることにより、小さな気泡と高い独立気泡率を実現!

耐燃焼性能

フェノールだから燃えにくい。
フェノール樹脂は熱硬化性で、熱に強く燃えにくい。
炎を当てても炭化するだけで、燃え上がることはありません。

燃焼実験

壁防火構造 認定30分試験

ALC仕様(PC030BE-0076)

壁防火構造認定30分試験

燃えにくい特性を活かし、
様々な外装に対応した防耐火構造認定を多数取得

ネオマフォームの耐燃焼性が評価され
様々な重要文化財などの収蔵施設に採用されている

大原三千院円融蔵

出雲大社

室生寺

シックハウス対策 〜F☆☆☆☆、4VOC基準適合〜

ネオマフォームは、シックハウスの原因の一つであるホルムアルデヒド放散等級がF☆☆☆☆なので、建築基準法上、内装仕上げの規制対象外品として面積制限なしで使用できます。また、4つの化学物質「4VOC(揮発性有機化合物)」※についても、放散速度が基準値を大きく下回る結果となり、その安全性が確認されました。

※VOC(揮発性有機化合物)とは、シックハウスの原因となりうる化学物質のことで、4種類のVOC(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン)について「建材からのVOC放散速度基準値」が定められている。

ネオマフォームの4VOC(揮発性有機化合物)放散速度算出結果

物質名 放散速度基準値
[µg/(m²・h)]
放散速度[µg/m²・h]
1日目 2日目 3日目
トルエン 38 検出せず
[定量下限1µg/(m²・h)]
キシレン 120
エチルベンゼン 550
スチレン 32

試験機関:(財)建材試験センター中央試験所

環境性能

地球環境のことをしっかりと考えた断熱材。
ネオマフォームは、発売当初より、ノンフロン発泡で生産。
工場内や出荷後のリサイクルにも取り組んでいます。

環境性能グラフ

地球環境に理想的なノンフロンのHC(炭化水素)を使用


環境性能画像1

リサイクルへの取り組み

地独自の技術による、マテリアルリサイクルを実施。さらに、2009年には広域認定(大臣認定160号)を取得。

※広域認定制度とは製造事業者が廃棄物となった製品を自治体を超えて広域的に回収をして、その処理を適正かつ高度の再生処理を行える制度で、環境大臣により認定される。の制度を通して、廃棄物の削減が期待されている

グリーン購入法適合商品

グリーン購入法適合商品
国などの機関が製品やサービスを購入する際、環境への負荷ができるだけ少ない商品を優先して選ぶことを義務づけた法律が定められ、ネオマフォームはその基準に適合。

現場ゴミの削減

現場ゴミの削減
ネオマフォームを最適サイズにカットして出荷。

地球環境に理想的なノンフロン

地球環境に理想的なノンフロン
ネオマフォームは、発泡ガスとしては従来当たり前のように用いられていたフロンガスや代替フロンを業界で初めて一切使用しない、高性能断熱材として開発されました。

ミライエ画像

What about MIRAIE

+制震で、安心・安全をより多くの住まいのために「MIRAIE」

私たちがご提案したいのは制震。住友ゴムの住宅用制震ダンパーMIRAIE[ミライエ]は、
住まいの持つ耐震性を損なうことなく、新たな性能を加え、本震だけでなく、
繰り返し来る余震にも強い、より安心・安全な住まいづくりをお手伝いします。

MIRAIEが守るもの。

MIRAIE About


MIRAIEの性能

MIRAIE About

長期に渡りメンテナンスは
不要なので暮らしの
負担とならない。

MIRAIE About

設置ヶ所が少なく施工も簡単。
低コスト導入。

MIRAIE About

熊本地震の前震級と
本震級の揺れを再現した
制震効果の実証実験。

MIRAIE About

100年の歴史を重ねる
住友ゴムの実績。

メンテナンス性

90年間制震特性は
ほとんど変わりません。

MIRAIEメンテナンス画像1

揺れを熱に変えて吸収する「高減衰ゴム」。
長期に渡り、地震に備えます。

エネルギー吸収材に使われる高減衰ゴムは、ほとんど弾みません。
これは運動エネルギーを熱に変えて吸収・発散するためです。
90年間メンテナンス不要なので、手間もかからず、
エネルギー吸収材に最適な素材です。

高層ビルや
橋の制震ダンパーに使われる技術を
住宅へ転用したMIRAIE。

橋梁ケーブル用ダンパーでは、

MIRAIEメンテナンス画像2

使用範囲は-20℃から60℃まで適応し、北海道から沖縄まで、
気候の異なる屋外でも多数使用される信頼性の高い素材です。

低コスト

1階に4箇所設置するだけで
制震効果が得られます。

MIRAIE低コスト画像1

X方向、Y方向への最適配置により、
1階だけの設置で
家全体を守ることができます。

X方向、Y方向に、ダンパーが作用するよう設置。
1階だけの設置で十分な制震効果が得られます。
また、間取りを考慮しながら、側端部配置と
中央部配置という2種類の配置が選べます。
免震システムと比較し、低コストで導入いただけます。

実証

揺れ幅を最大95%低減し、
住まいを守ります。

実大振動台実験結果

(2017年1月京都大学防災研究所)

震度7の加震に対して揺れ幅を
最大95%低減しました。

震度等級3相当の木造建築物に対して、熊本地方で大きな被害を出した
熊本地震の前震級と本震級の地震波を入力。
さらに震度7の本震級の地震波を繰り返し入力し、MIRAIE装着と非装着で、
建物の上層と下層の揺れ幅(層間変位)を測定。
この結果、地震の揺れ幅を最大95%低減できることが実証されました。

MIRAIE実証画像1

 

MIRAIE実証画像1

実績

木造住宅用制震ダンパーの
供給実績No.1です。

MIRAIE低コスト画像1

あなたのために、住まいのために。
MIRAIEが生まれました。

1909年に日本初の近代ゴム工場として創業した住友ゴム。
価値ある商品を開発し、社会に貢献するという考えから、変革と挑戦を続けてきました。
木造住宅用の制震ダンパーも多くの企業に支持され、供給しています。
その住友ゴムが自社ブランドの制震ダンパーとして開発したのがMIRAIEです。